パワースポットの水納島 海の色の透明度 海の水の柔らかに心が浄化されました。
《水納島に行くきっかけ》
水納島に行く前日の夜、前回DMMかりゆし水族館に行った帰りの道の駅で、もらってきたパンフレットに水納島のツアーが載っていて、それを夜に二人でみていたら、
旦那さんが急に
「明日水納島に行こう!なんなら泊りでもいいし行こう!」とまたお酒もはいってのノリの提案がありました。地元沖縄の人からも、水納島はめちゃいいらしいと聞いている。と、前からフェリーの港近くを通りかかるたびに旦那からもきいていたので、とりあえず明日は日帰りで一度探索がてら行ってみようということになったのでした。
《出発の朝》
明日は朝8時半発のフェリーに乗っていこうということで早めに就寝して、6時に起床。
早起きにもかかわらず、ぱっと目が覚めた瞬間に、「今日はいいところにいける。」と予感を感じました。
そして、出発の荷物の準備をして、慌ただしくも、余裕をもって出発しました。このときは二人も上機嫌で余裕だねって感じで、コンビニで多少の昼食とお菓子、飲み物を買って、「まぁ、あとは向こうに売店とかもあるしこれくらいで大丈夫でしょ、」「うんまぁね、でも値段は多少高いかもしれないからでも一応ちょっとこっちで買っておこう」とかそんな感じで港について、ぼーさんは車から荷物をとり出しておくあいだ、わたしはチケットを買いに受付にいったのでした。
《一転、不安の感情に包まれる》
すると、前の男の人がチケットを買うのにえっらい時間をかけているので、(おっそいなぁ…。まぁ沖縄の人はゆっくりしてるから仕方ないぁ・・)とか思って、受付の人とやけに長く話し込んでいるのを待っていたのでした。
そしてようやくわたしの番になり、「大人二枚、往復で」というと、受付の人は「はいはーい」と券を用意してくださり、
そのあとおもむろに
「あの、いまは一日に二便しか船が出ないんですよ、帰りは15時半の便しかないんですが・・・大丈夫ですか?」
と言われました。
はっと隣に視線をやると、
5月何日から、一日二便しかでませんと書いてある紙が貼られていました。
うーん。そっかぁ、まぁ・・・時期が時期だけに仕方ないか。
「あ、はい、大丈夫・・・だと思います」
するとすかさず受付の人が
「シャワーも使えないですし、売店も全部閉まっていますけど、大丈夫ですか?」
え!!マジで!?そ、それは・・大丈夫なのだろうか?
いま、何時だ。8時10分か。
出発まで時間がない、旦那のぼーさんに聞かないとわからない・・・と思いながらも、
サイアク、券の払い戻しもできるだろうと思い、この場はとりあえず購入して旦那さんのところに帰って、事情を説明したのでした。
すると、間に合うからコンビニにいって昼食を買おう!
というではありませんか!時間ないって!!
とりあえず、旦那さんの車でちょっと走らせて、
まぁまぁ遠くにあったローソンで、おにぎり、お菓子など買い足してダッシュで港に戻ったのでした。ふー、ぎりぎりセーフ。
なんとなく予定が狂わされた感じで、あわただしく船に乗り込む二人。
ちょっと心配症が顔を出し、ぎくしゃくしている私を、「大丈夫、大丈夫、」とリラックスさせようと懸命な旦那さん。
《不安な気持ちが、相手を責める感情になる》
フェリーに乗り込むと、動画撮影に余念がない旦那さんは甲板にでていきました。
なんでしょうか。
たまーにでてくる夫婦のちょっとしたことをお互いのせいにして、ふたりとも相手のほうを責める癖が同時に出てくることがあるのですが、
今回は旦那さんが大人な対応をしてくれています。
《そして、初めての水納島》
ついに出航したフェリー、
外から見える景色にテンションがあがってきたのか、
旦那さんがわたしを呼びに来ました。
わたしも甲板にでます。結構なスピードで進んでいく船、
船がつくる波しぶきが太陽光にあたって、小さな虹が出ては、消え、出ては、消えして、キラキラしてとても綺麗です。
だんだん、わたしも爽快な気持ちになってきました。
そしてついに水納島到着!!
わずか15分のフェリーでしたが、到着した水納島は別世界の風景が広がっていました。
とっても海の色がきれいです!海水の透明度がたかく、ビーチの砂が白くて柔らかいので、ミルキーな色のようにも見えます。
《しかし、まだ解決しない不安な心境》
二人とも海のきれいさに感動したのですが、
お店もすべて閉まっているので、どこでどう過ごせばよいのかわからないので、まだこころから落ち着いている心境ではなかったです。
この日は梅雨明けの翌日、最高気温も33度の予想で熱中症にはくれぐれも注意と天気予想でしていました。
太陽の紫外線はとても暑いです。
まっすぐな太陽光をいきなり浴び続けるのは酷だったので、どこか日影で休めるところがないかも調べないといけません。
船を降りた人たちを見ると、目の前のに待合所にみんな向かっていました。
コロナの影響で誰もいません、廃墟みたいな待合室でしたが、トイレが使えるように扉を開けてくれていました。
その廃墟みたいな休憩室に荷物をおいて、海水浴の用意をしたり、荷物の仕分けをして、トイレ休憩もしました。
とりあえずちょっと島を歩いてみようと、坂を上っていきました。
普段はきっとお洒落なお店もあいていて、盛況なんだろうなぁと思うようなイタリアの石畳のような道が続いていて、シャコガイやスイジガイの貝殻でレイアウトされた海のショップがあったりしました。
ちょっと右にぬけると、緑に囲まれた自然豊かな道になり、まっすぐ進むと、干潟のビーチにいきあたりました。太陽からの紫外線はとても厳しく、直射日光を受けると怖いくらいの暑さでした。
しかし干潟の脇の木陰に入ると、風が吹いてとても涼しく感じます。
わたしたちは、そこで小さなレジャーシートを敷いて荷物をおくと、干潮で潮が引いている海を眺めて身体を涼めました。ときに干潟歩いて、海岸を探索したりしました。海の中は粘土状の柔らかい土だったので、ちょっと歩くと海水が、そこだけ煙幕のように白く濁りました。
海水は透明度がたかく、水面の水紋が太陽の光に反射してきらきらして揺れています。
わたしたちはしばしその光景に見入っていました。
そして、ぼーさんがわたしに言いました。
《自分のこころを観察する瞑想》
「ここでさっき、慈悲喜捨(じひきしゃ)の瞑想をしていたわ。いろんな不安な心とか、責める心とか、心配する心とか、お互いに手放していこうよ。」
わたしも反省しました。すぐ相手の言葉に反応して、不快、心配、恐怖ととらえて自己防衛から相手を責めるパターンがなかなか抜けない、それがどこからくるのか、もうちょっと一呼吸おいて自分の心を観察しないといけないなぁと思いながらも、日々の雑事におわれて心の早い動きを制止することができないでいる自分。
感謝しているはずなのに、不平不満がでる自分。
こんなに素敵な場所に来ているのに、心がこんなんだと、もったいない。わたしはこの海の美しさをダイレクトに享受できるような素敵な心になりたいなぁとおもいました。
そして旦那さんと干潟のきらきら太陽の光が反射する海を見ながら、
お互いの不安からきて機嫌が悪くなり相手のせいにする弱い部分を、
きちんと向き合っていこうと話をしました。
そして戻ったコンビニで買ったおにぎりをひとつ、
干潟を見ながら食べました。
ふたりのなんてことない不安の感情は消え去り、ふたりで穏やかな気持ちになったところで、最初の船が着いたところの海水浴のビーチに戻りました。
《水納島の柔らかい海でこころも浄化》
そこにいた日光浴をしていたおじさんに、どこで泳いだらいいか聞きましたら、「あっちに白い大きな魚が泳いでるってよ」とフェリーのとまる場所を正面にみて、左側の海を指さされました。
海にはいる時にぼーさんはライフジャケットをもってくるのを忘れたことに気づきました。
そして新たな不安な気持ちがでてきたのか、深いところにいくのは危険と思って、足の届く安全なところで泳ぐようにわたしに言うのでした。
わたしも久々のシュノーケルだったので、どきどきしながらゆっくり海に入りました。
なんだか透明度が宮古島の海に似ているなぁと感じながら、宮古島の海よりも、柔らかな海の波動を感じました。浅いところではなく、深いところも行ってみたい気持ちになります。
しかし、旦那のぼーさんは心配して、深くに行ったらダメと制止します。
ここでもお互いの気持ちがまたすれ違いますが、水納島の柔らかい海はやさしく二人を海面に浮かべてくれました。
ぼーさんの不安も和らいで二人で深いところを泳いでいました。
最近は、海に入ってもあまりリラックスしてシュノーケルができてない自分がいましたが、この水納島の海は、自然に落ち着いて泳ぐことができました。
自分の中ではなんの予備知識もなくきた島でしたが、なんだか優しい神様がいるような、おだやかに見守れているような安心感がありました。
《パワースポットの水納島》
あとで島を散歩しているときに、
ぼーさんが「水納島は島全体がパワースポットで昔は立ち入ることが出来ない島だったんだよ」って聞いて、
最初は「ふーん」と思っていましたが、
灯台にむかって歩いて行く途中に御嶽(うたき)もあって、
なんだか宮古島のときと同じような独特の波動を感じてきて、
ここもわたしのセンサーによると、龍神さまがいるのかなぁとか思いました。
力強い、荒々しさはなく、やわらかい波動なので母性を感じさせる龍神様がいるなぁとか思ったりしました。
令和は水の神様が中心になる時代なので、またゆっくり調べてみたいなぁと思いました。
水納島はかたちが三日月に似ていることから、別名『クロワッサン島』ともいうらしいので、なんだかネーミングからして、かわいらしいですよね。
わたしが心からリラックスできる環境にいることはけっこうめずらしいので、なんだか水納島は景色だけじゃなくて、波動的にも素敵な場所であることは間違いないから、また定期的に来たいなぁと思ったのでした。
そんなわけで、ふたりともいろいろと日常生活の中でたまっていた心の中の澱(おり)がすっかり洗い清められたような浄化したような心持ちになって、あっという間に帰りのフェリーに乗って本部港に帰ったのでした。
ひさしぶりにわたしも心から、海や自然に癒されて、連れてきてくれた旦那さんや、自然と呼んでくれた神様に感謝したのでした。ありがとうございました。
またみなさんも沖縄にくることがあれば、水納島のきれいな海でこころの浄化もしてみてはいかがでしょうか。