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宮古島、大神島(おおがみじま)での不思議な体験とご縁

大神島での不思議な体験
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宮古島の引っ越しと、大神島(おおがみじま)の不思議な体験とご縁

大神島
《写真》大神島

沖縄に移住したきっかけでもお伝えしていますが、

原始仏典をマンガで解説したサイト、

《参考》「えん坊&ぼーさんマンガで楽しい原始仏典」を作ったとたん、

宮古島に引っ越ししてきたので、とても不思議な感じでしたが、

宮古島に来てからも、不思議なことが起こりましたので、紹介します。

■引っ越してから神社と御嶽にご挨拶

宮古神社
《写真》宮古神社

宮古島に来て一軒家を借りて、近所の宮古神社に挨拶をかねて参拝をして、

次に漲水御嶽(はりみずうたき)にもご挨拶に行きました。

仏教を勉強していたこともあり、お寺巡りが趣味でしたので、関西出身のぼーさんは、
京都、奈良、大阪、滋賀、神戸ほんとたくさんの神社も参拝してきました。
二礼二拍手などの参拝の作法などは知っていたのですが、
ここ沖縄、しかも宮古島の御嶽とはどのようなものかまったくわかりません。

女性が祭祀を行うユタ文化ということは聞いたことがありまして、
御嶽などで勝手に参拝したらいけないとか、
いろいろルールがあるとのことも噂で聞いたこともあります。

初めて行ったときは、
とりあえず神社と同じ作法の二礼二拍手で挨拶をさせていただきました。

祠の鳥居をでて、道をまたぐ大きな鳥居もくぐると、
左手に白い塀の祠があります。

■地元女性から大神島を紹介される

漲水御嶽の横の祠
《写真》漲水御嶽の隣の祠

関西の神社でいう別宮みたいなところかと思い、
その祠にもご挨拶しようと思ったら、

地元の女性が、すごい熱心にお祈りをしていました。
勝手に参拝したらだめかもしれないと思いがよぎり、
その方の祈りが終わるのを遠目で様子をみて待っていました。

5分ぐらいしたら、その方のお祈りが終わり祠から出てきました。
そこで、参拝方法をお尋ねしようと、お話かけてみました。

「すいませんお尋ねしますが、

ここの祠でも男性のわたしが手を合わせて、

参拝してもいいのでしょうか?」

すると女性は日に焼けた肌から白い歯を見せて、
「宮古の神様はそんな小さいこと怒らないさぁ~!」
「たくさんお祈りしたらいいよ~!」と、

とても明るく元気がでる回答をもらいました。

今日、引っ越ししてきたばかりで、右も左もわからないのですが、
近所の神様にご挨拶しにきたのですと伝えて、
宮古島のことも聞きたかったのもあって、
いろいろ話こんでしまい、立ち話を30分くらいしていました。

そんな会話の中で、

「仏教を勉強していてサイトを作ったら宮古にきました」と伝えると、
その方は、

「あぁ~呼ばれたんだねぇ~!

そしたら大神島の神様にもご挨拶に行ったらいいよ!

〇〇さんにも行ってご挨拶したらいいよ。と、

大神島の祭祀をする人の連絡先も教えてくれました。」

わたくしぼーさんも引っ越ししてきて、仕事も変わり、ドタバタしていたのですが、
「大神島」に挨拶に行きたいな。と、

その日から心の中で気になるようになりました。

■大神島に行く

大神島に行くフェリー
《写真》大神島に行くフェリー

そして、11月30日(金)朝一番のフェリーで大神島に行くことにしました。

朝一番に車でフェリー乗り場に向かいました。

イメージしていたフェリー乗り場というより、

町の漁港みたいな雰囲気でした、
そんなに大きな設備ではなかったので、

どこに車を止めていいのかわかりませんでした。

■大神島に行くとき住職さんと出会う

大神島フェリーに乗る
《写真》黒づくめなので住職には見えませんでした。

サングラスをかけた黒い帽子と黒いジャンパーを着た男性が、

一人立っていたので、
「すいません、車はどこに停めたらいいのでしょうか?」と尋ねると、
「どこでも大丈夫や!青年、朝一番目に会ったから挨拶をしよう!!」と
「わしは宮古島で住職をしている者じゃ」と名刺を渡してもらい、
わたくしぼーさんも名刺を渡して挨拶をしました。
ぼーさんは苗字に「坊」の漢字が入っているので、
住職さんは大変驚かれて、
「おぉ~!!!このことじゃったのか~!!!」
「今朝目覚めて、瞑想修行をしてから、ふと急に、

大神島に行こうと思い立ったのは、
君に出会うためやったんやなぁ~!一緒に大神島に行こう!

向こうでは修行する部屋があるから行こう!」と言ってくれました。

わたくしぼーさんは、なんのことか意味がわからなかったのですが、

大神島にいって、紹介してもらった島の人に挨拶に行こうと思っていたので、
とりあえず、フェリーに乗って大神島に向かいました。

フェリーから見た大神島
《写真》フェリーからの大神島

フェリーに乗り、海の中をすすんで向かう大神島の大きさを見てると、
なにか、推理小説の金田一耕助の映画の悪霊島(あくりょうとう)を思い出すようなミステリアスな世界観に入り込んだ感覚でした。

きっと黒づくめの知らない人があやしく思えていたのでしょう。

そして、20分も経たないくらいでフェリーが島に着きました。

■大神島に到着

大神島到着
《写真》大神島到着

フェリーを降りると、犬がフェリーの到着を喜ぶかのように、

わんわん鳴いて、寄ってきます。

乗客も8人くらいでした、

観光客は入島料を無人で置かれている箱に入れて山に向かい、
介護などで働く人は用事がある家に向かいます。

そして、住職さんはフェリー乗り場から降りて、
近くの一軒家の扉をガラガラと開けて、家の中に入りました。
「今日はここで瞑想修行をするから、青年よ、君もここで泊まっていきなさい。」

知り合いの家で使っていいと許可をもらっているから心配はいらないよ。

と言っていますが、

ぼーさんは、このサングラスをかけた、

黒い帽子と黒いジャンパーの風貌の人は、

勝手に家に入ってないのだろうか?と不信感と戸惑いもありました。
悪霊島の映画でもいろんな事件が次から次に起るのが頭をよぎりました。

とりあえず、部屋にお邪魔させてもらい、

大神島での修行場所
《写真》大神島で泊まったところ

それから、改めて挨拶をしました。
住職さんもサングラスをとって、帽子と黒のジャンパーを脱ぐと、
頭も丸められていて、なるほど住職さんに間違いないと安心しました。

そして、その家で住職さんから臨済宗の住職であって、
僧侶になったいきさつや、住職さんの師匠さんのお話や、
さらに「無」になる見性体験(けんしょうたいけん)を体現した話も伺いました。

わたくしぼーさんも、なぜか原始仏典と仏教の資料を持っていたので、
原始仏教の話をさせていただくと、

「すばらしい!!!まことに素晴らしい!!!仏の会話ができるなんて、宮古島では稀なことだ!」と大変喜ばれていました。

そして、お昼ご飯を唯一の食堂で一緒に食べて
ぼーさんも紹介された祭祀をする島の人に訪ねに行くことを告げると、
一緒に探しに行こうと一緒に会いにいくことになりました。

その前に、こちらも紹介しておきます。

■オッドアイの猫に会う

《写真》オッドアイの白猫

島に着いて、部屋にいくと、白い猫が住職さんに寄ってきました。

その猫はよくみると、左右の眼の色が違うのです。

なんとも神秘的な顔立ちの猫だなぁと見入ってしまいました。

この猫の話はまたの機会にして、

そして、おばぁを探しに行きました。

■島の祭祀のあばぁに会う

紹介された人は80歳を超えている島育ちのおばあさんで、
畑仕事をしていました。
その畑で、紹介された方のことを話して、

住職さんが宮古の方言で会話をすると会話が弾み、

横で聞いていましたが何を言っているのかまったくわかりませんでした。
住職さんの翻訳では、
おばあさんの祭祀で、島の神様の声がきこえて、

それを島の若い人たちに告げるとおっしゃっていました。
この大神島は神様の島といわれているくらいで、
人口が数十人しかいないのですが、

神様のお告げでやるべき行事が年に百以上もあるみたいです。
何をするにしても、神様の許可をとらなければならないので、若い人たちは制限が多すぎて島から出ていく人も多く戻ってこないので年々人口が減ってきている。ということも聞きました。

住職さんも島の人の話を直接聞けたのがよかったみたいでした。

ぼーさんは、紹介者にも会えたので、

今回の目的をとりあえず、果たすことが出来ました。

そして海で泳ぎたかったので、泳いできました。

そして、夕暮れどきに、また住職さんと合流すると

■座禅修行

大神島の夕日
《写真》夕暮れの大神島

住職さんは「よし、瞑想しよう!と浜辺にでて海で座禅を組んで一緒に瞑想を行いました。」

その後、また唯一の食堂で夕食をたべて、

島の人と話をしていました。

島の人も
「初めてあった人のところに泊まるなんて、変わった奴だ」と最初は不審がられましたが、
お酒がすすむに連れると島の人も、
「ほんと関西人の適当な気質は、島の人の適当な気質に似ていているなぁ~」と馴染んでいました。

夜になっていたので、
住職さんのいる家に戻りました。

住職さんは勉強をされていました。
そして、また仏教の話をして、
シャワーも借りて、別の部屋で寝させていただきました。

部屋にひとりでいると、白い猫が入ってきました。

大神島で持参した原始仏典の資料
《写真》大神島に原始仏典の資料を持参していた。

次の日の朝、起きてから住職さんと座禅をして、
フェリーで帰りました。

こうして、漲水御嶽で出会った人から紹介してもらった、
島の祭祀をする人に会いに行った初めての大神島で、
まさか泊って修行をすることになった大変貴重で不思議な体験をした
初めての大神島でした。

後で聞いた話ですが、宮古島には3人しかお坊さんがいないみたいです。

とても貴重な出会いのご縁でした。

二回目につづく

大神島 2回目3回目
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