沖縄の北谷を楽しむおすすめのスポット、ボクネン美術館で美術と景色を楽しむ
沖縄県北谷(ちゃたん)の位置
沖縄本島の中部、西海岸沿い位置しています。
空港から20kmくらいで、バスも出ています。所要時間1時間ぐらいです。
北谷を楽しむおすすめスポット、北谷はなんでもある。
■海水浴が楽しめる。
北谷公園にはサンセットビーチもあります。海水浴が楽しめます。
安全ネットも付いていて、シャワーもついています。
シーズンには監視員さんもいてるので、
お子さま連れの方でも安心して海水浴が楽しめます。
■買い物が楽しめる
ビーチのすぐ隣にはホテルに、ショッピングセンター、北谷公園の裏には大きなイオンモールもあります。買い物が楽しめます。
■カフェやレストランが楽しめる
海を眺めながらテラスで食事が楽しめるレストランやカフェがあります。
沖縄では珍しく、堤防のテトラポットには青と白にきれいに色が塗られています。
さらに、堤防にも海を眺めるための出窓みたいな箇所もあり、
テーブルやベンチなども
他でみる殺風景な堤防と全然違って格別におしゃれな海の街になっています。
■そのおしゃれな理由は
北谷の入り口ともいえる国道58号線の美浜の交差点のすぐ向かいに米軍基地があります。
この北谷には外人さんがたくさんいてるので、海外にいるみたいです。
アメリカンヴィレッジとも呼ばれるくらい、
本当に25年前になるのですが、
アメリカの西海岸サンフランシスコやカリフォルニアに似ていました。
湿度は全然違いますが・・・。(;^_^A
そんなおしゃれな街北谷で一押しのスポットが、
■ボクネン美術館
北谷公園の向かいに、
赤い瓦葺の屋根で独特の丸みをおびた形状の建物があります。
なには特別な施設で、高級そうなので中に入りにくい雰囲気もありますが、
それこそ、おすすめスポット
「ボクネン美術館」です。
1階に入り口があります。
行ったときは、コロナ禍で、アートで応援プロジエクトを実施していて入館料、通常800円(2020年6月現在)が無料でした。
この時が初めてボクネンさんの版画を見ることになったのですが、
倉敷美術館でみた棟方志功(むなかたしこう)さんの版画に似ているなと思いました。
それもそのはずで、
棟方志功さんと同じ「裏手彩色木版画」を使う、
日本でも数少ない版画家と解説されていました。
作家さんの本名は、
名嘉 睦稔(なか ぼくねん)さん、
沖縄県出身の版画家です。
東北の棟方志向、南国のボクネンと対比されて紹介もされていました。
「節季慈風」(せっきじふう)の作品をみて感動しました。
沖縄の観光案内のパンフレットでみる、
沖縄の青い空ときれいな海の写真ではイメージできない。
沖縄の独特の気候が、その絵には描かれていました。
沖縄に住んでまだ2年目なのですが、
沖縄の気候はとても過ごしにくいと感じています。
一番は湿度が高い。
この高い湿度はなかなか身体が慣れないのと、
あらゆるものにカビが生えるので、
部屋の空気の入れ替えなどの生活リズムがつかめていないです。
海に囲まれているのと、雨も多いので湿度が下がることがほんとに少ないです。
あと、沖縄の気候で驚いたのが紫外線が半端なく強いです。
晴れて陽射しがでると、
とんでもなく重くて熱いです。直射日光の下は歩けないです。
最高気温とは別の暑さです。ほんと危険な暑さになるときもあります。
それに付け加えて、
風がとても強いのです。
季節によって大きく風の向きが変わったりします。
実際に沖縄に住んで過ごしてみると、
沖縄の気候は意外に過ごしにくいと実感していたのですが、
意外なことに、
住んでいる地元沖縄の人は、
天気に関して、一切文句を言わないのです。
風が強くて、傘が壊れてる都会の天気のニュースを見ると、
「馬鹿だねぁ~」と思っていると聞きました。
沖縄の人は風が強いと傘は潰れるだけなのでさしません。
子供も大人も女学生も、
ずぶ濡れで普通に歩いています。
天気に対して器が大きいのは、
ほんとうに感心しました。
無駄な抵抗をしないで、自然に身をゆだねる。
そんなリラックスした精神を見習おうと思いました。
わたくしぼーさん出身の関西の人は、「文句言いの文化」です。
地元大阪では、みんなグチや文句を言いながら生活しています。
暑いときは、
「ほんま暑いなぁ~。ムシムシするなぁ~。けったくそ悪いなぁ~。」
雨が降れば、
「また、雨や~。ほんまやってられんなぁ~。」
と、ぼやき漫才みたいに、文句を言っています。
その文句を改善していくのが関西人のいいところなのですが、
なにかにつけて、みんな文句を言いながら過ごしています。
傍からみたら、怒っているみたいに感じますが、
ほとんどの関西人は、
そんなぼやきに共感や突っ込んでほしいのと、
やり場のない感情を独り言でぼやいて気持ちを発散させています。
釣り切れの自動販売機にも話しかけている姿もよく見ます。
「あらっこの自販機、釣り切れやん。ほんまあかんなぁ
~。ほんま頼むで~。これしゃーないなぁ。
昔みたいに100円やったらつり銭とかいらんかったのになぁ~。」と、
いいながら、つり銭口に手を突っ込んだり、
返却レバーをガチャガチャして何とかならんか、
探ったりしています。
最後はあきらめて、自動販売機にお別れです。
「しゃーない。他行くわなぁ・・・」
話は「節気慈風」の作品に戻るのですが、
この作品の題名に「慈しむ風」が書かれているのに大変共感致しました。
沖縄の天気の本を読んで、
夏をつげる夏至の南風の「カーチーベイ」、
冬のおとずれを呼ぶ、新しい北風の「ミーニシ」
季節風や、芒種など、
沖縄の気候を少し勉強してたのですが、
この沖縄の気候文化がこの「節気慈風」の作品で解説がされていたのです。
沖縄に住んで感じた厳しい気候ですが、
沖縄に住んで感じた、
戦争体験のお話などを聞いて学んだ、
沖縄の人のやさしさを育んでいる気候でもあるのです。
その気候の風を「慈しむ風」と題名で表現されているのです。
仏教では、慈悲(じひ)という言葉があります。
慈しむこころ、哀れむこころ、
自然の真理を如実知見した、ブッダの教えの根幹の思想です。
沖縄の気候も如実に感じたら、
厳しい気候も「慈しむ風」に感じることができることが、
描かれた作品だと受け取りました。
この美術館のすごいなぁと感じたところは、
その「慈しみの風」を体感できるように、
屋上にも上がることが出来ます。
雨の日などは大変かもしれませんが、
是非行ってみることもおすすめします。
北谷でカフェやショッピングを楽しんでいる人は、
おしゃれな恰好をしている人が多かったので、
北谷のボクネン美術館で、
美術にも触れることもおすすめします。
1階にはギャラリーやお土産屋もありました。
お部屋に飾る、手ごろな絵を買いました。
一気にお部屋の雰囲気が変わりましたよ。
芸術は文化も学べるのでいいですね。
沖縄の思い出のお土産にも自信をもっておすすめできます。
絵は季節で飾り替えたりしても、お部屋に季節感がでていいですよ。
以上、北谷で楽しむおすすめのスポットと、
一押しの「ボクネン美術館」でした。